肩・首のコリは身近な現代病
肩・首のコリは現代病とも呼ばれ、国民生活基礎調査の「体の不調ランキング」で女性1位、男性2位にあがるほどです。人間の頭は、約4~6㎏と言われていますが、頸椎が前弯しているおかげで、頭の重さを分散させ、衝撃を和らげることができます。しかし、前かがみや下を向くという動作をすると、前弯が少なくなり骨が真っすぐな状態になってしまいます。例えば、頭を15度前に傾けると、首には約12㎏の力がかかります。うつむく角度によって、負担の大きさが変わります。長時間同じ姿勢をとると筋肉が緊張し続け、血流が悪くなり、筋肉がさらに硬くなるという負のスパイラルが起こり、肩コリや首コリといった症状を引き起こします。
たかが肩・首のコリと軽んじているとコリが痛みへ変わり、つらい症状に悩まされることに…。放っておくと、頭痛や吐き気、めまいといった全身の不調につながる可能性もあるので、早めの対処が必要です。